あぁルナ稽古場日誌!

出演者による稽古場日誌!ゲストの方も執筆しますよ!

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ビックリするほど時間が経つのが早いですねエ。時間を食べる怪物が自分の中に棲んでいてアッという間に今日という日を食べてしまう。気が付いたら一ヵ月経っている、そんな感じがします。加速度的に月日が経つのが早くなった。子供の頃は一分経つのも遅かった気がする。もうたくさんいろいろやってきて、あんまりやるべきことが残ってないからかもしれませんねエ。
クライマックスがずいぶん前に終わってしまっていることにやっと気が付いた、行きのバスはあんなに遠いと思ったのに、ふと見るともう帰りのバスに乗っている。窓の景色は矢のように速く飛んでいき、判別もつかない。時間が指の間から全部こぼれ落ちて、手のひらには何も残っていない。ただ苦さだけが恐ろしく静かに舞っている。でも、そんな気がするだけで、よく見れば手のひらにはそれさえ残っていない。
水道の水が最大の勢いで出しっぱなしになってるのに、ただそれを為すすべもなく眺めている。膨大な時間が排水溝にアッという間に消えていく。自分はもう追い付けない。気付くと、明日という日もすでに流れ去った後で、しばらくはここがどこなのか、自分がどこに立っているのかも分からなくなっている。
振り返ると、人生のある地点に置いてけぼりにされた自分が手を振っている。何か言っている。時間が流れる轟音でその声は掻き消される。「もうどこへも行けない。ぼくはもうどこへも行けない」。…口がそう動いたように見えた一刹那、水量を増した轟音が一気に、自分をはるか後方、取り返しのつかないポイントまで押し流している。
その自分にはもう顔もない。
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